2023/03/15 17:42


最前線で活躍するビジネスパーソンのリアルなインタビューを通じて「オールウィークスーツ」の魅力を伝える本連載。今回はsuswork CEOの田岡氏に、これまで〜現在の働き方や、根幹にある仕事への価値観について迫ります。

## プロフィール

 

suswork CEO

田岡 凌(Ryo Taoka)


京都大学卒業後、ネスレにてネスカフェやミロのブランド担当。その後、WeWork Japanにてブランドマーケティング責任者に。株式会社リチカでは、CMO(最高マーケティング責任者)として、広報&マーケティングを管掌2022年、suswork 株式会社を創業。現在は大企業・スタートアップを中心に、マーケティング戦略・実行伴走・組織づくりの支援を行う。

Gallup認定ストレングスコーチ。


Twitter https://twitter.com/ryotaoka12

note https://note.com/ryotaoka12










## 普通の人にはない守備範囲でやっていくことが自分の強み


#### ── 田岡さん、本日はよろしくお願いします。まずは簡単にこれまでの経歴と現在の働き方についてお聞きしてもいいでしょうか。


こちらこそ、よろしくお願いします。


新卒でネスレという会社でネスカフェのブランド担当、WeWorkのブランドマーケティングの責任者、その後スタートアップのリチカという会社でCMO(最高マーケティング責任者)を経験しました。

現在は複数社でマーケティング顧問などをしつつ、専門チームを組んで、20社ほどのスタートアップや大企業のマーケティングの戦略策定から戦略実行までご支援しています。

特にマーケティング戦略策定をプログラム化しているのですが、このプログラムを実施したいとお声がけいただくことがかなり増えており、領域は、B2Cではコスメ、アパレル、教育、婚活など、B2Bでは、情報セキュリティ、営業支援、新規事業支援、広告運用などの事業領域を支援しており、いろいろ幅広くやっています。

現在は、自宅やWeWork、あと神戸にオフィスをひとつ借り、仕事をしています。文字通り、本当にパソコンひとつで仕事をしていて、時代だなあと感じています。




#### ── ちなみに、今回なぜこのオールウィークスーツにも関わっていこうと思ったのですか。


「世の中は自分が想定しているよりずっと広い。だからいつも自分は狭い世の中で生きてる意識をしないといけない」


そう考えて、出来るだけ様々なチャレンジをすべきだと思っています。


スタートアップも、大企業も、B2Bも、B2Cも。いろんなプロジェクト、いろんな人と関わることで、本質的な理解が磨かれることがあると感じています。多様なプロジェクトを専門性高く支援しようとする過程で思考がかなり整理されます。最近は、改めて、普通の人にはない守備範囲でやるのが自分の強みになってきたと捉えています。


今回のオールウィークスーツは、モデル・アンバサダーという形でご協力することになったのですが、初めてのことだったので迷わずやってみたいと思いました。この役割については、本当にうまく役割を果たせるかなと正直不安だったのですが、だからこそ挑戦したいみたいと思いました。



#### ── 働き方が大きく変わったことで、これまで気づかなかったことや新しい発見などはありましたか。



改めて、本当に毎日が新しいことばかりですね。

会社員として一社一社向き合っていく働き方から、いろんな会社を同時並行で支援する働き方に変化したことで、見えてくることってすごいあるなと感じています。

でも結局は、人にどう思ってもらえているのか、どうやってギャップを埋めるのかといった、人の気持ちを動かすためにはについて考えないといけない...やることの根幹は基本的に一緒なんだなと最近ようやく気づきました。





#### ── 新しい働き方、企業との関わり方をし始めて生まれた悩みはありますか。



悩みに当てはまるか際どいところなのですが、空気を読まないことが増えちゃったことですかね(笑)


最近だと、自分はお客さまに対して「どうやったら成果が出るか」「どうやったらお客さまのためになるか」といったように、仕事を突き詰めて考えることがより多くなってきました。
なので、関わっているお客さまにはなるべく率直に伝えることが多く、先日もご一緒している会社さんから、「忌憚なく、ストレートなフィードバックいただいてて助かっています(笑)」みたいなメッセージがきて、結構ド直球で言っちゃったんだなと...。

ただ、私自身もそっちのほうが自分らしく働けているなとも感じています。思ったことをしっかり伝えたほうがお互い得られるものも大きいので。

悩みというか、これも最近気づいた発見になりますね。





## つけられたあだ名は”ブルドーザー”。大切にしている仕事へのこだわり



#### ── 田岡さんが大切にしている仕事へのこだわりなどはありますか。



いろいろありそうでひとつかなと思っていて..それは「ぜんぶやる」ということです。


「どれくらいやったらいいかな」とか、「期待値ってどうなのかな」とか、よく考えたりすることもあると思うのですが、とりあえず全部やることにこだわっています。


できなかったらもちろん仕方ないとは思いますが、全力を尽くしてないプロジェクトだと、跳ね返ってくるものも少ないですし、気づくことも少ない、自分も学べないなど、多くの後悔が残ると思うんですよね。

そんなこだわりをよく表してるなと思うエピソードがあるのですが(笑)、むかし仕事していたときに、チームメンバーから呼ばれていたあだ名は「ブルドーザー」でした。

はじめて聞いたときは嫌だなあと思ったのですが(笑)、「勝手に道つくってくれるから」という理由でこのあだ名がついたそうです。手を広げてやりすぎという側面は反省しつつ、今ではブルドーザーはむしろ誇り、ポジティブに思っています。


あと、新卒で先輩に言われた「暇って言い続けろ、仕事がくるから。」この言葉も自分の中でベースになっています。

いつも新卒のとき、できてないけど暇って言い続けました。そうすると仕事がくるわくるわで大変だったんですけど、なんとかしてるうちに、自分のキャパシティが広がっていった感覚がありますね。

基本火車でいるようにしてるのですが、火車になって燃え尽きないのが本物だと思っています。火車でい続ける強さ、というのでしょうか。

とにかく、制約条件あるなかで全力を出すことは、本当に大切にしています。




#### ── ずばり、仕事は楽しいですか?



楽しいというか、おもしろいが表現としては合っているのかなと思います。

すごくリアルなところでいうと、仕事は大変だけど、半分は義務感、半分はおもしろいなって思って日々取り組んでいます。最近いろんな会社のいろんなことも知れるし、共通することも違うことも分かるようになってきたので、よりおもしろいと感じるようになりました。

義務感でいうと、これまで外資系に所属して、グローバルに学べる機会がずっとあったからこそ、なんらかのカタチで日本に貢献していかないといけない気持ちがあるからだと思います。特に、子供が生まれてから、日本に対する危機感や不透明さを感じることが増え、日本に貢献したいという気持ちが高まった気がします。
あるべき将来に向けて目の前で困っている人に対し、自分が適切に手を差し伸べることで解決するのであれば、全部やったほうがいいのでは、という考えです。

後編に続く

(撮影:松本 真実、編集:森長 希奈)